
「今度の休みは箱根に行きたいけれど、車を持っていないから移動が大変かな?」
そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
箱根は日本国内でもトップクラスに公共交通機関が充実している観光地。
電車、ケーブルカー、ロープウェイ、そして海賊船。これらをパズルのように組み合わせて移動する時間は、それ自体がアトラクションのようなワクワク感に満ちています。
この記事では、車なしでも箱根を120%満喫できる、1泊2日の王道モデルコースをご紹介しますね。
この記事を読み終わる頃には、きっと「これなら自分たちでも行ける!」と、ワクワクした気持ちで旅行の準備を始めたくなるはずですよ。
私たちと一緒に、車なしでのんびり過ごす箱根の旅のプランを立てていきましょう。
箱根は車なしの方がむしろスムーズに楽しめる観光地

「箱根=ドライブ」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は車なしの旅にはメリットがたくさんあるんですよ。
特に紅葉のシーズンや大型連休など、箱根の道はとても混雑しますよね。
そんなとき、公共交通機関をメインに移動すれば、渋滞に巻き込まれるストレスを最小限に抑えることができるかもしれません。
また、箱根の乗り物はそれぞれに個性がたっぷりで、車窓からの景色を楽しめるのも大きな魅力なんですね。
お酒が好きな方なら、移動中に地ビールをちょっと一杯、なんて楽しみ方も車なし旅ならではの贅沢ではないでしょうか。
「箱根フリーパス」は魔法のチケットのような存在
車なしで箱根を巡るなら、絶対に欠かせないのが「箱根フリーパス」です。
これ一枚あるだけで、箱根登山電車、箱根登山バス、ケーブルカー、ロープウェイ、さらには箱根海賊船まで、指定の乗り物がすべて乗り放題になるんですね。
「次はいくらかかるかな?」と小銭を用意する手間もありませんし、移動すればするほどお得になる仕組みになっています。
また、提携している美術館や温泉施設での割引特典も受けられるので、持っておかない手はありませんよね。
移動そのものが観光になる乗り物の宝庫
箱根の移動手段は、ただの「足」ではありません。
スイッチバックという珍しい方式で山を登る箱根登山電車や、空からの絶景を楽しめるロープウェイなど、乗っているだけで「旅行に来た!」という実感が湧いてくるはずです。
車を運転していると、どうしても運転手さんは景色をゆっくり見ることが難しいですよね。
でも、電車やバスなら、参加者全員が一緒に同じ景色を見て感動を共有できるんです。
それって、とても素敵なことだと思いませんか?
【1日目】箱根の山と湖を制覇する黄金モデルコース

それでは、具体的な1泊2日のモデルコースを見ていきましょう。
1日目は、箱根の玄関口である箱根湯本駅から出発して、一気に山の頂上を目指し、芦ノ湖へと下っていく「箱根一周ルート」がおすすめです。
このルートは、箱根の多様な自然と乗り物をバランスよく体験できる、まさに王道中の王道なんですね。
09:00頃 新宿駅からロマンスカーで出発
旅の始まりは、新宿駅から出発する「小田急ロマンスカー」が定番ですよね。
全席指定でゆったりと座れるので、箱根湯本までの約85分間、駅弁を食べたりおしゃべりを楽しんだりしている間に、あっという間に到着してしまいます。
展望席を予約できれば、目の前に広がる景色に気分も最高潮になるかもしれません。
ロマンスカーは大変人気があるので、旅行が決まったら早めに予約しておくのが安心ですよ。
10:30頃 箱根湯本駅に到着・荷物を預けて身軽に
箱根湯本駅に着いたら、まずは重い荷物を預けてしまいましょう。
駅にある「キャリーサービス」を利用すれば、預けた荷物をその日の夕方までに宿泊先のホテルまで届けてくれるんです。
これなら、大きなリュックやキャリーバッグを持って階段を上り下りする必要もありませんよね。
手ぶらで観光できる快適さは、一度味わうと手放せなくなるかもしれません。
11:00頃 箱根登山電車で強羅(ごうら)へ
さあ、いよいよ箱根の山登りが始まります。
箱根登山電車は、急勾配をジグザグに登る「スイッチバック」が有名ですよね。
運転士さんと車掌さんが交代する様子を間近で見られるのも、お子さんはもちろん大人もつい見入ってしまう光景です。
アジサイの時期には線路脇に咲き誇る花々が、秋には燃えるような紅葉が、手の届きそうなほど近くに感じられるんですよ。
12:00頃 強羅エリアでランチと散策
強羅駅周辺は、落ち着いた雰囲気のカフェやレストランが集まるエリアです。
名物の豆腐カツ煮を味わったり、おしゃれなベーカリーで一休みしたりするのもいいですね。
時間に余裕があれば、駅から徒歩圏内にある「箱根強羅公園」に立ち寄ってみるのもおすすめです。
日本最古の噴水があるフランス式整型庭園で、季節の花々に癒やされるひとときを過ごせるはずですよ。
13:30頃 ケーブルカーとロープウェイで大涌谷へ
強羅からはケーブルカーに乗り、さらに早雲山駅でロープウェイに乗り換えます。
ロープウェイが動き出し、山を越えた瞬間に視界が開ける瞬間は、思わず「わあ!」と声が出てしまうほどの絶景です。
天気が良ければ、雄大な富士山の姿を拝めるかもしれませんね。
大涌谷では、今も立ち上る白い噴煙と硫黄の香りに、地球のエネルギーを肌で感じることができるでしょう。
名物の「黒たまご」で寿命を延ばしましょう?
大涌谷に来たら絶対に外せないのが、名物の「黒たまご」ですよね。
地熱と火山ガスの化学反応で真っ黒になった殻の卵は、一つ食べると寿命が7年延びると言われているんですよ。
「本当に延びるのかな?」なんて言いながら、みんなで頬張るのも旅の楽しい思い出になりますよね。
中の白身はしっとりしていて、ほんのり塩味を感じる、不思議と美味しい卵なんです。
15:00頃 桃源台から「箱根海賊船」に乗船
大涌谷から再びロープウェイで下り、桃源台港を目指します。
ここからは、芦ノ湖を優雅に進む「箱根海賊船」の出番です。
豪華な装飾が施された船内は、どこを切り取っても写真映えしますし、デッキで湖の風を感じるのは最高に気持ちがいいですよ。
湖上から見る箱根神社の「平和の鳥居」は、水中からそびえ立っているようで神秘的な美しさがあります。
きっと、皆さんのスマートフォンも写真でいっぱいになってしまうのではないでしょうか。
16:00頃 箱根神社へ参拝
元箱根港で船を降りたら、徒歩で箱根神社へ向かいましょう。
杉並木に囲まれた参道は、歩いているだけで心が洗われるような清々しい空気に満ちています。
特に湖上に立つ鳥居での記念撮影は、順番待ちができるほど人気ですが、並ぶ価値は十分にありますよね。
運気アップをお願いして、今日一日の旅の無事に感謝するのもいいかもしれません。
【2日目】アートと癒やし、最後にお土産を楽しむプラン

2日目は、1日目のアクティブな移動とは対照的に、心穏やかに過ごすアートな時間を楽しんでみませんか?
箱根には世界的に有名な美術館が点在しており、車なしでもバスを賢く使えば、いくつものスポットを巡ることができるんですよ。
09:30頃 宿をチェックアウトして出発
温泉宿での朝食をゆっくり楽しんだら、出発です。
2日目の移動も、もちろん箱根フリーパスが大活躍します。
宿泊地からバスを利用して、まずは「彫刻の森美術館」を目指してみましょう。
10:30頃 彫刻の森美術館で屋外アートを体感
ここは、広大な敷地に数々の彫刻作品が展示されている、日本初の野外美術館なんですね。
青空の下でアートを鑑賞するのは、室内で見るのとは全く違う解放感があります。
特にステンドグラスで埋め尽くされた塔「交響楽彫刻」は、中に入ると光のシャワーを浴びているような感覚になれる、とっても素敵な場所ですよ。
敷地内には源泉かけ流しの足湯もあるので、歩き疲れた足を癒やしながらアートを眺めるという贅沢もできちゃいます。
13:00頃 仙石原(せんごくはら)方面へバスで移動
次に訪れたいのが、仙石原エリアです。
ここには「ポーラ美術館」や「箱根ガラスの森美術館」など、魅力的な施設が集まっています。
ポーラ美術館は、森に溶け込むような建築自体が美しく、印象派の名画をゆったりと鑑賞することができます。
一方で、ガラスの森美術館は、一歩足を踏み入れると中世ヨーロッパのような異空間が広がっているんですね。
キラキラと輝くガラスのアーチや、季節ごとの庭園の美しさには、誰もがうっとりしてしまうかもしれません。
15:30頃 箱根湯本駅へ戻ってお買い物タイム
旅の締めくくりは、やっぱりお土産選びですよね。
箱根湯本駅前の商店街には、たくさんの魅力的なお店が軒を連ねています。
昔ながらの温泉饅頭や、有名な「湯もち」、そして小田原から直送されるかまぼこなど、どれを買おうか迷ってしまいますよね。
焼きたての「おせんべい」や「あげかま」の食べ歩きも、観光客の方に大人気の楽しみ方なんです。
駅構内にも充実したショップがあるので、電車の時間ギリギリまで選ぶことができますよ。
17:00頃 ロマンスカーで帰路へ
お土産を手に、帰りのロマンスカーへ乗り込みましょう。
車内では、旅の思い出を写真で見返したり、自分へのご褒美スイーツを楽しんだりしながら、新宿までのひとときを過ごせます。
「次はあの美術館に行きたいね」「あの温泉も良さそうだったね」なんて、もう次の旅行の話が出ているかもしれませんね。
車なし旅行で後悔しないための温泉宿選びのポイント

車がない旅行において、宿の場所選びはとっても大切ですよね。
いくら素敵な宿でも、駅からあまりに遠かったり、バスの便が悪かったりすると、移動だけで疲れてしまうかもしれません。
でも、箱根には「車なしさん大歓迎」な宿がたくさんあるので安心してください。
ここでは、利便性と雰囲気を両立したエリアごとの特徴を見ていきましょう。
アクセス最優先なら「箱根湯本エリア」
「とにかく移動を楽にしたい!」という方には、箱根湯本エリアの宿が一番のおすすめです。
駅から徒歩数分で着く宿も多いですし、多くの旅館を循環する「オレンジバス」という送迎バスも走っているんですね。
チェックイン前やチェックアウト後に、駅前でサッとお土産を買えるのも大きなメリットです。
夜に温泉街を少し散歩して、川の音を聞きながら過ごすのも、風情があって素敵ですよ。
観光の拠点として優秀な「強羅エリア」
1日目の終わりに、そのまま強羅エリアで宿泊するのも賢い選択です。
強羅は登山電車の終点であり、ケーブルカーの始点でもあるので、どこへ行くにもアクセスのバランスが良いんですね。
また、強羅には「強羅温泉」として独自の源泉を持つ宿が多く、乳白色の濁り湯を楽しめる場所もあるんですよ。
静かな別荘地のような雰囲気の中で、ゆっくりとプライベートな時間を過ごしたいカップルやご夫婦にもぴったりかもしれません。
絶景の中で眠りたいなら「芦ノ湖エリア」
「せっかく箱根に来たんだから、富士山や湖をずっと眺めていたい」という方には、芦ノ湖畔のホテルがおすすめです。
バスの終点から歩ける範囲に多くのリゾートホテルがあり、窓を開ければ目の前に湖が広がるという絶景を独り占めできます。
夜はとても静かで、星空が驚くほど綺麗に見えることもあるんですよ。
朝、静まり返った湖畔を散歩するのは、何物にも代えがたい贅沢な体験になるでしょう。
知っておくと役立つ!箱根旅行を120%楽しむコツ

箱根をスムーズに、そして賢く楽しむためには、ちょっとしたコツがあるんです。
知っているのと知らないのでは、当日の疲れ具合や満足度が変わってくるかもしれません。
ぜひ、メモの準備をしておいてくださいね。
公式アプリ「EMot(エモット)」を活用しよう
最近では、スマートフォンで箱根フリーパスを購入できる「デジタル箱根フリーパス」が主流になりつつあります。
アプリ上で購入すれば、駅の窓口に並ぶ必要もありませんし、画面を見せるだけで乗り降りできるので、とってもスマートなんですよ。
また、バスのリアルタイムの運行状況や、各スポットの混雑状況も確認できるので、「次は何分後のバスかな?」と焦ることもなくなるはずです。
天候に合わせた予備プランを持っておきましょう
山の天気は変わりやすいと言われますよね。
もし雨が降ってしまっても、箱根には屋内でも楽しめるスポットがたくさんあるので心配いりません。
先ほどご紹介した「ポーラ美術館」や「ガラスの森美術館」は、雨の日こそ幻想的で美しい雰囲気が漂います。
また、「箱根小涌園ユネッサン」のような屋内温泉テーマパークなら、天候を気にせず一日中遊ぶことができますよね。
「雨が降ったらここに行く」という第2案を決めておくだけで、心の余裕が違ってくるかもしれません。
混雑を避けるなら「平日」や「早朝」が狙い目
箱根は非常に人気があるため、土日はどうしても混み合うことがあります。
もしお仕事の都合がつくなら、平日の旅行を検討してみてはいかがでしょうか。
人気のカフェでも待ち時間なしで入れるかもしれませんし、何より静かな自然をより深く味わうことができるんですね。
もし土日に行く場合でも、朝一番のロマンスカーに乗って早めに活動を開始するだけで、混雑をうまく回避できる確率が高まりますよ。
車なし箱根1泊2日モデルコースのまとめ
ここまで、車なしでも十分に楽しめる箱根1泊2日の旅について詳しく見てきました。
最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 箱根フリーパスを事前に用意して、交通費をお得に&スムーズにする。
- キャリーサービスを使って、荷物を預けて手ぶら観光を徹底する。
- 1日目は「一周ルート」で山の乗り物と芦ノ湖の景色を満喫する。
- 2日目は「美術館めぐり」で、ゆっくりとアートな時間に浸る。
- 宿泊先は駅近やバス停近くを選んで、移動の負担を軽くする。
こうして振り返ってみると、車がないからこそ味わえる「ゆとり」や「一体感」が箱根にはたくさん詰まっているような気がしませんか?
運転の疲れを気にせず、二人で、あるいはご家族で、移りゆく景色を眺めながら語り合う。
そんな時間は、日常の忙しさを忘れさせてくれる最高のご褒美になるはずです。
さあ、あなたも心癒やされる箱根の旅へ出かけませんか?
「車がないから…」と諦めていた箱根旅行も、こうして計画を立ててみると、意外と簡単に、そして魅力的に感じられてきたのではないでしょうか。
箱根の山々は、春の新緑、夏のアジサイ、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年中いつ訪れても違った表情で私たちを迎えてくれます。
大切な人と一緒に、美味しいものを食べ、温泉に浸かり、美しい景色を眺める。
そんなシンプルだけど贅沢な時間が、今のあなたには必要かもしれませんね。
この記事が、あなたの素敵な休日のお手伝いになれば、これほど嬉しいことはありません。
次は、あなたが実際に箱根の地を踏み、心地よい風を感じる番ですよ。
どうぞ、思い出に残る最高な箱根旅行を楽しんできてくださいね。